1. 編集理念と基本方針
私たちの編集理念
SPCリフォームは、「住宅修繕の民主化」を実現するため、すべての人が理解でき、実践できる情報を提供することを編集の根幹としています。専門知識の有無や経済状況に関わらず、誰もが適切な判断ができる社会を目指し、透明性と誠実さを最優先に情報発信を行います。
編集の基本方針
1. 読者ファースト 私たちは常に読者の立場に立って情報を編集します。業界の都合や広告主の意向ではなく、読者にとって本当に必要な情報は何かを第一に考えます。
2. 科学的根拠の重視 すべての情報は客観的なデータと科学的根拠に基づきます。経験則や憶測ではなく、検証可能な事実を提供します。
3. 現場主義の徹底 机上の理論ではなく、実際の現場で起きている事実を重視します。22年間、3,847件の修繕現場で得た知見を活かし、実践的な情報を提供します。
4. 継続的な改善 情報は生き物です。常に最新の技術動向や法改正を反映し、既存記事も定期的に更新します。
2. コンテンツ制作基準
記事の種類と目的
解説記事
- 住宅修繕の基礎知識を体系的に説明
- 専門用語を避け、中学生でも理解できる表現を使用
- 必ず図解やイラストを用いて視覚的に説明
実践ガイド
- 具体的な作業手順を写真付きで詳細に解説
- 必要な道具、材料、予算、所要時間を明記
- 失敗しやすいポイントと対処法を必ず記載
事例紹介
- 実際の修繕事例を詳細に紹介
- 成功事例だけでなく、失敗事例とその教訓も掲載
- 費用の内訳を透明に公開
比較・検証記事
- 工法、材料、業者の客観的な比較
- メリット・デメリットを公平に記載
- 実測データや実験結果に基づく評価
記事作成のプロセス
1. 企画段階(2日間)
- 読者ニーズの分析(検索データ、問い合わせ内容の分析)
- 類似情報の調査と差別化ポイントの明確化
- 専門家への取材アポイント設定
2. 取材・調査段階(5日間)
- 現場取材または実験の実施
- 専門家インタビュー(最低3名以上)
- 学術論文、公的データの収集と分析
3. 執筆段階(3日間)
- 構成案の作成と編集チームでの検討
- 初稿執筆
- 図解、写真、動画の作成
4. 検証段階(2日間)
- 技術的内容の専門家チェック
- 法的リスクの確認
- 読みやすさの検証(一般読者モニター3名による評価)
5. 公開後の管理
- 公開後48時間以内の読者反応分析
- 3ヶ月ごとの定期レビュー
- 年1回の全面改訂検討
3. 情報の正確性を保証する仕組み
エビデンスレベルの明示
すべての記事に、情報の信頼度を示す「エビデンスレベル」を5段階で表示します。
レベル5:最高水準の信頼性
- 複数の査読付き学術論文で実証済み
- 国土交通省等の公的機関が推奨
- 10年以上の実績がある確立された技術
レベル4:高い信頼性
- 学会発表や専門誌で報告済み
- 業界団体のガイドラインに準拠
- 5年以上の実績がある技術
レベル3:標準的な信頼性
- 複数の専門家が推奨
- 100件以上の施工実績
- 3年以上の追跡調査済み
レベル2:限定的な信頼性
- 特定条件下での成功事例
- 50件未満の施工実績
- 短期的な効果は確認済み
レベル1:参考情報
- 新技術や実験的手法
- 個別の成功事例
- 長期的効果は未検証
ファクトチェック体制
三段階チェックシステム
第1段階:セルフチェック
- 執筆者による情報源の再確認
- 数値データの検算
- 引用の正確性確認
第2段階:クロスチェック
- 別の編集者による全文確認
- 情報源の独立性検証
- 論理的整合性の確認
第3段階:専門家チェック
- 該当分野の専門家による技術的検証
- 法律専門家による法的リスク確認
- 医療専門家による健康関連情報の確認
情報源の信頼性基準
第一次情報源(そのまま引用可能)
- 国土交通省、経済産業省等の官公庁発表
- 日本建築学会等の学術団体の公式見解
- 公的研究機関の調査報告書
第二次情報源(複数確認後に使用可能)
- 業界団体の統計データ
- メーカーの技術資料
- 専門誌の記事
使用不可の情報源
- 個人ブログの憶測
- 匿名掲示板の情報
- 出所不明のSNS情報
4. 読者への配慮事項
アクセシビリティ基準
視覚的配慮
- すべての画像に代替テキストを設定
- 色覚特性に配慮したカラーユニバーサルデザイン
- 文字サイズ可変対応(最大200%まで)
- コントラスト比4.5:1以上を確保
理解しやすさの確保
- 専門用語には必ず解説を付記
- 一文は60文字以内を目安
- 段落は3~4文で構成
- 重要ポイントは箇条書きで整理
多言語対応
- やさしい日本語版の同時作成
- 英語版の段階的整備
- 中国語、ベトナム語版の順次追加
プライバシーポリシー
個人情報の取り扱い
- 事例紹介では必ず本人の書面同意を取得
- 個人が特定される情報は仮名化
- 写真掲載時は住所が特定されないよう配慮
- 掲載後も本人の要請があれば即座に削除
撮影・取材時の配慮
- 近隣住民のプライバシーに配慮
- 子供が映る場合は保護者の同意必須
- 撮影NGエリアの事前確認
5. 広告・PR記事に関する方針
広告掲載の原則
SPCリフォームは、編集の独立性を保つため、原則として広告を掲載しません。運営資金は、代表の講演料、執筆料、コンサルティング料により賄います。
PR記事・タイアップ記事の取り扱い
掲載基準
- 読者にとって有益な情報である場合のみ検討
- 製品・サービスの品質を独自に検証
- デメリットも含めた公平な評価を条件とする
表示の明確化
- 冒頭に「PR」「広告企画」を明記
- 提供元企業名を明示
- 通常記事と異なるデザインで区別
掲載不可の内容
- 誇大広告や虚偽の効能
- 科学的根拠のない商品
- 悪質業者の商品・サービス
6. 訂正・更新ポリシー
誤りを発見した場合の対応
24時間以内の対応
- 事実確認の実施
- 誤りが確認された場合、即座に訂正
- 訂正箇所を赤字で明示
- 訂正履歴をページ下部に記録
重大な誤りの場合
- トップページでお詫びと訂正を告知
- メールマガジン読者への訂正通知
- SNSでの訂正情報拡散
定期更新のルール
3ヶ月ごとのレビュー
- 法改正の反映
- 新技術・新製品情報の追加
- リンク切れの修正
- 古い情報の削除または更新
年次全面改訂
- すべての記事の relevance(関連性)評価
- 読者アクセスデータに基づく改善
- 専門家による内容の再検証
7. 読者参加とフィードバック
読者からの情報提供
歓迎する情報
- 記事の誤りや不明確な点の指摘
- 新しい事例や体験談
- 改善提案やリクエスト
情報提供への対応
- 48時間以内に受領確認の返信
- 1週間以内に採用可否を判断
- 採用時は提供者名を記載(希望者のみ)
コメント・質問への対応
回答基準
- 専門的質問は72時間以内に回答
- 一般的質問は24時間以内に回答
- 回答困難な場合は、その旨を説明
コメント管理方針
- 建設的な批判は歓迎
- 誹謗中傷、差別的発言は削除
- 営業目的のコメントは非表示
8. 著作権・引用ポリシー
当サイトコンテンツの利用
自由に利用可能な範囲
- 個人的な学習・研究目的
- 非営利での教育目的
- 出典明記での部分引用
許可が必要な利用
- 商業目的での転載
- 大量の複製・配布
- 翻案・改変を伴う利用
他者コンテンツの利用
引用のルール
- 出典を明確に表示
- 引用は必要最小限に留める
- 原著作者の意図を歪めない
画像・動画の使用
- 著作権フリー素材の優先使用
- 購入ライセンスの適切な管理
- クリエイティブ・コモンズの遵守
9. 編集倫理規定
利益相反の管理
開示義務
- 執筆者の関連企業との関係
- 金銭的利害関係の明示
- 無償提供品の使用時は明記
禁止事項
- 特定企業への利益誘導
- 根拠のない商品推奨
- ステルスマーケティング
取材倫理
インタビュー時の原則
- 取材目的と掲載媒体の明示
- 録音・撮影の事前許可取得
- 発言内容の事前確認機会の提供
現場取材のルール
- 安全管理の徹底
- 作業妨害の回避
- 職人への敬意と配慮
10. 危機管理体制
緊急時の対応
重大な誤情報を発信した場合
- 即座に該当記事を非公開化
- 事実関係の緊急調査
- 訂正記事の作成と公開
- 影響を受けた読者への個別連絡
法的問題が発生した場合
- 顧問弁護士への即時相談
- 必要に応じた記事の一時非公開
- 誠実な話し合いによる解決優先
情報セキュリティ
データ管理
- 記事原稿の定期バックアップ(日次)
- 個人情報の暗号化保存
- アクセス権限の最小化
不正アクセス対策
- SSL証明書による通信暗号化
- 定期的なセキュリティ監査
- 脆弱性情報への迅速な対応
11. 編集チーム体制
役割分担
編集長(代表が兼務)
- 編集方針の最終決定
- 重要記事の最終確認
- 専門家ネットワークの管理
編集者(3名)
- 記事の企画立案
- 取材・執筆
- 一次校正
専門家アドバイザー(15名)
- 技術的内容の監修
- 最新情報の提供
- 専門的見解の提供
校正・校閲担当(2名)
- 誤字脱字のチェック
- 事実関係の確認
- 読みやすさの改善提案
品質管理会議
週次編集会議(毎週月曜日)
- 今週の記事公開スケジュール確認
- 読者フィードバックの共有
- 改善点の討議
月次レビュー会議(月末金曜日)
- アクセス解析に基づく評価
- 読者満足度調査の分析
- 翌月の編集方針決定
12. 継続的改善への取り組み
読者満足度の測定
定期調査の実施
- 四半期ごとのアンケート調査
- 記事ごとの評価システム
- 離脱率・滞在時間の分析
改善指標の設定
- 記事の平均滞在時間:5分以上
- 直帰率:40%以下
- リピート率:60%以上
編集スキルの向上
定期研修の実施
- 月1回の勉強会開催
- 外部セミナーへの参加支援
- 他媒体の優良事例研究
相互学習の促進
- 記事の相互レビュー
- ベストプラクティスの共有
- 失敗事例からの学習
最後に
このポリシーは、SPCリフォームが読者の皆様に対して負う責任と約束を明文化したものです。私たちは、このポリシーを遵守し、常に読者の立場に立った情報発信を続けていくことをお約束します。
また、このポリシー自体も、時代の変化や読者のニーズに応じて、継続的に見直し、改善してまいります。より良い情報提供のため、読者の皆様からのご意見・ご提案を心よりお待ちしております。
改訂履歴
- 2024年1月1日:初版制定
- 2024年4月1日:アクセシビリティ基準を追加
- 2024年7月1日:多言語対応方針を追加
- 2024年10月1日:AI活用に関する指針を追加
SPCリフォーム編集部
すべての人に、正しい住宅情報を